ダウ理論をきちんと攻める
テクニカル分析にはたくさんの理論があります。エリオット波動論やギャン理論など。
今回はダウ理論について調べてみましたので、概要とぼくの考え方をお伝えしようと思います。
ダウ理論はトレンドを読むための道具である。
ダウ理論はアメリカの金融ジャーナリスト、チャールズ・ダウが開発した理論です。
もともとは株式市場で使われている理論ですが、為替や商品市場でも威力を発揮するすばらしい理論でございます。
そんなダウ理論、トレンドは3種類あると考えています。
- 主要トレンド:長期足
- 二次トレンド:中期足
- 小トレンド:短期足
それぞれ、スイングトレード・デイトレード・スキャルピングトレードに活かされる時間の見方です。
スキャルピングをやる方でも、まずは長期足でトレンドを把握して、売り買いのどっちでエントリーするかを見定めることが多いです。
では、トレンドをどのように把握しているかといいますと、直近の安値と高値に注目します。
直近の高値を更新し、安値を切り上げる相場は上昇トレンド。逆に安値を更新し、高値が切り下げる場合は下落トレンドと定義しています。
難しいことを考えずに、まずは、高値を更新したかどうか。安値はどうなっているかを見て相場をざっくり判断すればいいと思います。
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戻りや押し目ポイントを狙う。
実際のエントリーポイントを探るのには、サポートやレジスタンスラインを使って把握するのが良いとされています。
たとえば、下の図をご覧ください。
安値を更新して、下落トレンドと把握できました。安値ポイントにラインを引き、そこまで戻って抑えられたら売りエントリーするイメージです。
最近の相場ですと、オージードルがきれいなダウ理論の形をしています。
安値を更新していき、戻りポイントも明確に機能しています。
緑の丸で囲った場所が戻り売りするタイミングです。
なにごとも過信は禁物です。
きれいな波動を示しているからといって、ダウ理論は必ず機能するとは限りません。どのタイミングで相場が逆転するかは天のみぞ知ることです。
トレードの根拠として有効活用すべきですが、過信してはいけません。
ちゃんと損切りをセットして、余裕をもって相場に臨みましょう。
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